来兎の研究室跡地にして雑文置き

作曲家、来兎の雑記です

クオリティを求めない人々がAIによって顕になってきました

翻訳家の方のnoteが話題になってて、ざっくり言うと「クオリティの低いAIに仕事を取られた」というお話。

私も明日は我が身ではあるんだけど、正直なところそれは分かりきってたことでもあります。

テレビ、ラジオCMもすでにAIを使ってて、特にナレーションはかなりAIに置き換わっています。

そこで気になるのがクオリティなんだけども、見事にみな質が落ちてます。具体的にはイントネーションがひどい。

しかし、これはAIに問題があるわけではなく、ディレクターが直していない、またはイントネーションがおかしいことに気づいていないのです。

このイントネーション問題は人間でも起こるのですが、プロのナレーターや声優はアクセント辞典を持ってて前もって自ら修正してますし、迷ったらディレクターに確認します。

AIは自らディレクターに確認したりしないので、生成されたものがそのまま素通りで使われます。

私の感覚からすると、こんなナレーションでは商業作品として最低限のクオリティに達していません。でも、結局のところこの人たちはこのクオリティでいいんですよね。

これがプロの仕事なのかと残念な気持ちです。低予算なんだろうけど、それにしても仕事に対しての矜持の無さが悲しい。

私がCM音楽の仕事をしているのは、小さい頃から見ているCMには面白いものが多くて、CMが CMとしての機能だけではなく、作品として面白いものが多いからです。

AIは単なるきっかけです。実はAIの問題ではなく人間のこだわりの問題なのです。

 

初詣行ってきました

朝、初詣に行ってきました。

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去年はとても良い年だったので、いつもなら列に並ばないんですが、今回は参拝の列に並んでゆっくりこれまでのこと、これからのことを考えてました。

 

参拝後は振る舞い餅を頂き、おみくじ。

今年は「吉」でした。去年はなんだったかもう覚えてないですが、書かれてる内容読んで気を引き締めていきます。

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特に「旅行 利なし 行かぬが吉」とまで書かれてますが、もう台湾行きは決まってるし、アメリカも行こうと考えてるので事を慎重に進めていきます。

 

世界が悪い方向に行ってる気がしなくもないですが、私にできることはゲームと音楽で人を国を超えて繋ぐことです。

友達のいる国を攻撃するのはみんな嫌でしょ?というわけで日々楽しくゲームできる世の中であるよう頑張ります。

 

謹賀🎍新年、そして2025年のAIの話。

明けましておめでとう御座います。

 

元旦は初日の出を見ようと早起きしたのですが、見事雲に阻まれました。それでも朝の落ち着いた空気は心地よく、2025年も頑張ろーって気分になります。

 

この「頑張ろー」の軸をどこに持っていくかが2025年の重要なところだと思います。絶対に外せないのがAI。

12月もAI各社怒涛のバージョンアップで、私もまだ追いつけていません。

現状よく見る「手抜き」のためのAIはしばらくすれば淘汰されるでしょう。AIでローファイヒップホップ動画量産とかやってる人々はもれなく地獄に堕ちます。

 

「AIが使った〇〇がすごい」なんてものもすぐ飽きます。

 

2025年はトップクリエイターがAIをクオリティアップに使ったすごいコンテンツが続々登場するでしょう。

結局のところAIはクリエイターのビジョンを具現化するための道具です。クリエイター自身がハイレベルであるからこそAIが活きるのです。

 

すでに「AIあんますごくないんじゃ?」という反応がちょいちょいありますが、AIは鏡です。使う人の能力がそのまんま生成結果に反映されます。気をつけましょう。

 

コンテンツ関連で言えばAIが登場したことでブルシット的作業はかなり楽になりますが、節約した時間の分をクオリティアップに使うので全体的には楽にならないです。AIの勉強と新たな制作システム構築の時間もかなり必要です。

 

悲しいことに、AIやロボットが色々やってくれても人間が楽をする時代は絶対に来ません。人間の皆様共に頑張りましょう。

 

本年も何卒宜しくお願いします。

 

2024年が終わります

31日はまったりと過ごしております。

29日からFGOにネコアルク登場でメルブラTLのネコアルクBGMが使われているのですが、がっつりとFGO民を洗脳できたようでシメシメでございます。

 

2024年は1月のUNI2の発売から始まり、EVO JAPANとラスベガスEVOへの種目採用。

ダブルドラゴン リヴァイヴ、魔神少女4など、私が音楽で参加するゲームの発表がありました。

来年も春頃に参加作品の発表があるはず。

 

あと、パルコシティのCMで、前クレヨンしんちゃんの声優、矢島晶子さん(今は改名してうえち あきさん)のナレーションをうちのスタジオで収録しました。これは緊張した!

 

ドラマのMA(編集済みの映像にナレーションやBGM、効果音などを加え、音質やバランスを調整して音の最終仕上げを行う工程)も初挑戦して面白かったです。このドラマは琉球朝日放送1月3日(金) 午後1時から放送なので、沖縄の方はぜひ。「mermAId」という作品です。

 

https://www.qab.co.jp/parallelgate/

 

全体としてとても良いー年でした。来年も面白くなりそうです。

 

では、みなさま良いお年を。

AIの性格

今はClaudeをメインに使っていますが、こっちはweb検索が出来ないのでサブでChatGPTも使っています。

Claudeをメインにするきっかけは、ChatGPTの挙動がおかしくなって期待する返答がこなくなったときに評判の良いClaudeに乗り換えました。その後Claudeだけでは使いすぎで止まってしまうのでサブでChatGPTを契約し直ししてます。

 

AIでやってることは主にタスクと直近1ヶ月のスケジュール管理。Claudeは反応速度は遅いのですが、返答はとても良いです。

設定によるところもあるとはいえ、各AIで性格の違いがあります。

ChatGPTは真面目。そしてClaudeはちょっとおせっかい。このClaudeのちょっとおせっかいなぐらいがスケジュール管理にちょうどいいのです。

ChatGPTは真面目なのでテキストの校正に使っています。補足説明を入れたほうがいいかも教えてくれます。

 

そしてGeminiも1ヶ月無料だったので試しています。こっちでやりたかったGMailからの情報抽出は今のところ全然うまく行かないのですが、Googleの作るAIだから検索は強い。

 

そんな感じで使い分けています。

 

2024年は本当にAIがすごかった。作曲AIはすでにプロレベルの曲を作り歌も完璧に入れてしまいます。来年は音楽業界は大荒れでしょう。

そんな中、作曲を生業とする私も大きな影響を受けます。でも、個人的にはとても面白いのです。この技術を使ってどんな新しいコンテンツを作れるのか楽しみ。

 

現状AIは「手抜き」と「量産」に使われててとても残念です。

CMに使われているAIナレーションのイントネーションがおかしいことに、CM制作者は気づいてない。または気づいても直していない。

些細なイントネーションの違和感は目に見える数字には出ないかもしれません。しかし、そういう「細部にこだわらない」というメッセージがじわじわとブランドを毀損していくと思っています。

 

AIを使う使わないは正直そんなに重要なことではないと思っています。

今起こっているAIの問題の多くは、生成されたコンテンツの不出来さに人間が気づかないことです。結局人間に問題があるのです。

 

今までは新しい技術が登場するごとにクオリティがどんどん上がっていきました。

AIという素晴らしい究極の技術が結果的に全体のクオリティ低下させる要因になることならなければいいなと、私は思うのです。

ゴルフレッスンが素晴らしすぎる

ここ数年「ゴルフやらないの?」って言われる機会が増えたのでゴルフレッスンに通い始めました。

近所のゴルフ用品店の中にあるレッスン施設。初回は打つときの姿勢とクラブの持ち方、軽くスイングの仕方でした。

これが非常に理にかなっている。毎回適切なフォームで適切なスイングをすれば、適切にボールは飛ぶのです。シンプルに物理学。あとは、しっかり練習してフォームを最適化し再現性を高めていくだけです。

義務教育でもこうして習いたかったのです。体育の時間には走り方、バットの振り方、バスケットのルールなど、小中高は体育教師からは何ひとつちゃんと教えてもらったことはありません。

大学の体育のときは、バスケットのドリブルだけを集中的に教えてくれました。それは、体育はコマ数がないからドリブルだけはマスターできるようにという教師の配慮からでした。半端に試合して時間を潰すより全然良かったです。

おかげでドリブルだけはそれなりにできるようになりましたので、良い判断だったと思います。(余談ですが、この体育教師はEM信者で、授業中にEMの良さを語りだすのだけはホント無理でした。)

 

体育に限らず、音楽や美術に関しても基礎をちゃんと教えず、楽しさをちゃんと伝えず表面的なことだけをやって生徒に苦手意識を植え付けることは教育としては大失敗です。

 

学ぶということは苦ではないです。ただそれを苦にしてしまう環境があるのです。

未だ苦労を美徳として苦労自体を目的としていることがいたるところで見受けられます。

苦労はできるだけしないほうがいい。そして苦労を回避するための苦労は厭わない。これは矛盾しないです。

必要のない苦しみで嫌いなものを増やさない世の中であってほしい。

 

一回目のレッスンにしてもうゴルフ面白いです。レッスンの先生も素晴らしいし、教材ビデオも素晴らしい。

人対人で直接戦うわけでもないこのゴルフというスポーツ、向き合うのは自分自身にだけ。ハマる人が多い理由がわかりました。

突然のmixi2

昨日突然登場したmixi2。mixiといえばかつて日本で隆盛を極めたSNSですが、Facebookの日本上陸に驚き迷走してあっという間に廃れました。

余計な改変さえしなければ、mixiは今でも日本でトップのSNSだったと思うのです。

特にローカルなコミュニティの結びつきは、今のFBやXにもない特別なものでした。それを大切に育てて行けてたら、ジモティーやメルカリのような役割を果たしていたんじゃないかなと。

mixi2はベースはTwitterみたいな感じですが、コミュニティ機能を最初から搭載しているので、mixiの核となるのはコミュニティ機能だというのは理解してるのでしょう。あとは、人と人の距離感でしょう。うまく地域ごとのコミュニティを再整備できれば、案外FBともTwitterとも違う、かつてのmixiに近いものを築いていける可能性がなくはないと思います。とても難しいとは思いますが。

私も即アカウント作りました。特に何を書くわけでなくても、ID「raito」を取るためです、ありがちな響きなのでそう簡単には取れませんが、mixi2ではめでたく「raito」取得出来ました。

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というわけで、mixi2でもよろしくお願いいたします。