来兎の研究室跡地

作曲家、来兎の雑記です

自作のCDをamazonで販売する方法

2015年最新版をアップしました

 同人界隈ではとらのあなの掛率改定なんかでごたごたしておりますが、なんならいっそamazonで販売とかどうよ?と。うちは4年ぐらい前から趣味で作ったCDをamazonで売ってるんで、その方法を紹介します。

amazonの「e託販売サービス」を利用することで、個人でも本やCD、パソコンソフトを販売することができます。

おおざっぱな流れ

amazon e託販売サービスに申し込む

JANメーカーコード取得

JANコードを使いamazonに商品登録

amazonから納入依頼

CDをamazonに送る

amazonのサイトに自分のCDが並ぶ^^


amazon e託販売サービス
http://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html/?nodeId=108722011

Amazon e託販売サービスは、出版社・メーカー様の商品をAmazonの配送センターに委託在庫。Amazon.co.jp 上 での在庫状況の表示を「在庫あり」とし、商品のカスタマーへの配送およびサポートを提供するサービスです。

* 委託する商品に、ISBNバーコードもしくはJANバーコードが印刷されていること (バーコードシール貼付も可)
* 委託する商品の販売権を有していること
* Amazon.co.jpにあるストア(書籍、CD、DVDなど)に該当する商品であること

      • 2006年9月現在、委託可能な商品は「和書」「CD」「DVD(国内版)」「ソフトウェア(国内版)」「ビデオゲーム(国内版)」のみとなっております。

e託販売サービスの利用料は年間9,000円。掛率は60%


このe託販売サービスを利用するのに必要なのがJANコード。JANメーカーコードを付与してもらい、商品にJANコードをCDに印刷、またはシールを貼らなくてはいけない。

JANメーカーコードを付与してもらうためには「JAN企業コード(JANメーカーコード)利用の手引き」を購入する。

JAN企業コード(JANメーカーコード)利用の手引き
定価:¥ 1,200
新品最安価格:¥ 1,200 (1店出品)
売上ランク:11196位
レビュー平均:4.04.0点 (3人がレビュー投稿)
by amazon通販最速検索 at 2011/02/22

Janコードの使用料10,500円(3年分)を振りこみ、書類を書いて最寄りの商工会議所に提出。

これで、自分用のJANコードのメーカー番号が送られてくる。


CDに貼るJANコードはバーコードなので、この番号をバーコードに変換しなくてはならない。

MiBarcode
http://homepage3.nifty.com/m-and-i/freesoft/mibarcd/mibarcode.htm

バーコードが作れるフリーソフト。これでバーコードのBMPファイルが作れます。
ちなみに番号は

付与された番号(9桁)+任意の番号(3桁)+チェックサム(確認用番号1桁)の合計13桁

幻想エアリーの「幻想インビテーション」だと


458228389   123   1
付与されたメーカー番号 + 自分でつけた3桁 + 確認番号
 
こうなる。

末尾の確認番号は12桁をMiBarcodeに入れると、自動でつけてくれます。

こうしてできた13桁のJANコードを使いamazonに商品を登録すると、納入依頼が来ます。

このバーコードをシール用紙に印刷。
うちで使ってるのはこれ。

エーワン インクジェットプリンタラベル 紙ラベル A4判 44面四辺余白付 20シート(880片) 28943
定価:¥ 1,260
新品最安価格:33%OFF ¥ 840 (17店出品)
売上ランク:12107位
by amazon通販最速検索 at 2011/02/22

印刷ソフトはフリーソフトのラベル屋さんからDL。

ラベル屋さん.com
http://www.labelyasan.com/

このシールをCDに貼り付ければOK。

あとはamazonから来る納入依頼の数のCDを送ればいい。



これでめでたくamazonでCDが売れます。

幻想インビテーション
定価:¥ 1,260
新品最安価格:¥ 1,260 (1店出品)
売上ランク:53015位
レビュー平均:4.04.0点 (1人がレビュー投稿)
by amazon通販最速検索 at 2011/02/22

かかる費用。

9,000円(e託年会費)+1,200円(JANコード申込書)+10,500円(JANコード3年)=20,700円

そして掛率は同人ショップより割の良くない60%

あと、amazonは大量の在庫を置いてくれないので、毎週ちまちま納入依頼してきます。それこそ1枚から。その送料もバカになりません。

とはいえ、即売会1回出るのにもそこそこお金かかるわけですから、すこしお金かけても、自分の作った作品を多くの人に手にとってもらいやすいamazonで販売する価値は大きいと思います。


ちなみに、版権元の許可を得ずに2次創作を売るのはやめておいたほうが良いと思います。
(うちはボーカロイド使用しているCDはライセンス料を払っております)

という風に、ざっと紹介してみましたが、実際にやってみよう!と思った方はしっかりamazonの説明を読んでやってみてください。それほど難しくはないです。