来兎の研究室跡地

作曲家、来兎の雑記です

シンポジウムに出演しました。

f:id:lisa-rec:20150408205916j:plain

 

10日ほど前になりますが、3月29日ジュンク堂書店那覇店で『アニメで街づくり!?シンポジウム』というイベントがあり、私もパネリストとして参加。

その記事が琉球新報4月7日朝刊に掲載されました。

茨城県大洗町の事例を参考に、那覇市のおきえい通りをアニメを使って活性化するならば〜みたいな話をしました。

実質的には、ゲストで来てくださった声優藤井ゆきよさんと下地紫野さんがメインのイベントでしたが、今回進行役の菊池さん、大洗町の実情をお話された常盤さん、アニメを制作をされている三浦さん、そして沖映通り商店街振興会理事長の高良さん、みなさんから良いお話を聞けて予想以上に良いイベントになったと思っております。

 

アニメで町おこし的なことは各地色々やっていると思いますが、アニメファンの立場からすると単に食いものにされる感もあり、必ずしも歓迎されるわけではないと思います。

www.itmedia.co.jp

とりあえず『グッズでも売っておけ』といった投げやりなパターンが多い」と指摘。その上で、「地域が想定していない観光客にどう対応するか、ファンと対話し、コミュニケーションを取る仕組みを作り、実現可能なものを実践していく姿勢が必要だ」と話す。

 

大洗町の常盤さんもおっしゃっていたように、キモは対話だと思います。ファンとの対話、地域との対話。今回お客様も一緒に街おこしのアイディアを真剣に考えてくださいました。この「対話」が実はとても大きな一歩だったのではないかと思います。

今回のシンポジウムにしても、告知後、県外からの遠征の方がいらっしゃるようだったので、わざわざ遠くから来てくださる声優ファンのみなさまが楽しめるイベントになるかが気がかりでした。

このシンポジウム自体がすでに街おこしの始まりのようなものですから、ここでファンのみなさまに楽しんでいただけないようであれば、大きな街おこしなんて出来るわけがないんです。

実際このおきえい通りからアニメが作られたりするかはわかりませんが、もし実行に移せるのならば、ちゃんとみんなで楽しめるものにしたいです。それさえ見失わなければ、成果はあとからついてきますから。