来兎の研究室跡地

作曲家、来兎の雑記です

100%の安全を求める人は二次創作をすべきでない

togetter.com

問い合わせる理由が「逮捕されたくないから」らしいです。

 
二次創作するために原作側に許可を求める、明確なガイドラインを求める人は二次創作に向いていないです。
 
二次創作というものは、「敬意」があろうがなかろうが原作への批判性を持ちます。ファンの二次創作に対し、原作側が個別に対応するのはコスト的に無理。だから、基本的には「禁止」にして、特に悪影響のないものを無視し、マズいものには法的対応できるようにしているわけです。その方が合理的だから。
 
あと誤解が多いなと思うのが、訴えられる・逮捕されるのは二次創作をしたからではなく、原作側への明確な不利益(経済的損失・イメージの毀損)があったからです。
 
これとかね。
実際のところ、二次創作で逮捕される人がどれだけいるでしょうか?
調べてはいませんが、おそらく交通事故に遭う確率よりは低いでしょう。
 
現状は「逮捕を恐れて同人誌を書けない」というのは「交通事故が怖いから家から出ない」と言ってるようなものです。
 
こうした100%安全を求める、白黒はっきりしないと気が済まない人たちの行動によって世の中の楽しみや利便性が損なわれてゆきます。
 
生きていく上で、二次創作は必要ありません。逮捕が怖い方は、二次創作などせず安全に生活して頂けたらと思います。