来兎の研究室跡地

作曲家、来兎の雑記です

芸術とタイミング

町中に突然現れる子どもの描いた壁画がどうも好きになれない。

学校の壁や防波堤などに、とにかく大量に下手な絵を描かれる。ピカチュウミッキーマウスなどのキャラクターが描かれるのもよろしくない。

私の見た印象では、ただ景観が悪くするだけでいいことはなにひとつない。

 

そこで不思議なのが、こういうことが平気でできる学校関係者の美的感覚と著作権意識だ。誰も異論を唱えないのだろうか?

どんな価値ある美術品や音楽でも、発表の場所・時間などのタイミングを間違えたらその価値は0、ヘタするとマイナスになる。逆に言うと小学生の下手な絵も場所とタイミングさえ合えば「意味ありげな芸術」に仕立て上げることも出来る。そういうものだ。

 

学校や行政はお金と時間をかけて見事にその価値の毀損をやってのける。自らにセンスが無いことが理解できていない。

 

沖縄は観光立県でありながら、こと景観に関して意識が著しく低い。

 

選挙のポスターをあたり構わず貼りまくる候補者。

汚い字で「美しい海を返せ」とかかれた横断幕。

 

どうにかならんものか?