来兎の研究室跡地

作曲家、来兎の雑記です

「ゲーム」から学ぶ

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ノルウェーの公立高校、時間割に「ゲーム」を加える « WIRED.jp
http://wired.jp/2016/01/14/norwegian-high-school-e-sports/


面白い試み。

  eスポーツ・プログラムの生徒たちは、この週5時間を、単にゲームをプレイすることに費やすのではない。このクラスではゲームスキルも重要だが、該当のゲームに最適化された90分の身体訓練も含まれる予定だ。そこでは、反射神経、体力、我慢強さの向上に取り組む。各クラスはふたつのグループに分けられ、15人がゲームをプレイし、残りの15人は身体訓練を行う。

少し前まではビデオゲームは悪者にされがちでした。しかし最近は「e-スポーツ」として競技化が始まっています。

私も小学生の頃から今までずっとゲームに親しんでいるのですが、経験上、ゲームの上手い人はだいたい頭が良いです。ゲームが上手いということは、コツを掴む能力に優れ問題解決能力が高いのですから、考えてみれば当然のことです。

上手い下手を除いても、歴史ゲームにハマれば歴史を覚えるし、桃鉄にハマれば日本の特産品に詳しくなる。私のいとこはドラクエでカタカナを覚えました。

そもそも「学ぶ」と「遊ぶ」に違いはあるのでしょうか? 


私は小学生のとき、CM音楽を聴いて覚えてエレクトーンで弾く遊びをしてたら音楽家になりました。

本来学ぶということはとても楽しく面白いことです。 しかし「勉強」という言葉には苦労や強いるという意味が含まれていると思います。


仮に、日本でビデオゲームが体育などと同じく教科として採用されたとしたら、きっとゲーム嫌いが増えることとなるでしょう。

日本の義務教育は学びを間違えて教えているからです。勉強を嫌う、運動を嫌う、絵を描くことを嫌う、音楽を嫌う人を量産していますし、嫌いなことなのですから、おとなになったら学校から開放され、学ぶことをやめてしまいます。


学びはもっともっと楽しく、面白くできるはずです。 
ファミコンが世に登場して30年余り。そろそろ教育する側が、ゲームから学んでも良いのではないかと思います。