来兎の研究室跡地

作曲家、来兎の雑記です

絶対にケガをしてはいけない組み体操

組み体操 都有識者会議「安全に配慮し継続を」 NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160229/k10010426121000.html 
出席者全員が、子どもの安全に配慮したうえで組み体操を継続すべきだという意見で一致しました。

結論が「ケガをするな(意訳)」です。

有識者が集まってこの程度の話しかできないんですかね。

当たり前の話ですが、組み体操をやっている生徒たちは命がけですから、そりゃ気をつけているでしょう。正確には「気を張ってる」でしょうか。それでも事故は起こるんです。

まず、この委員会のタイトルが間違ってるんですよ。

「第2回体育的活動における安全対策検討委員会」

だそうです。

何か問題が起こるとすぐ「再発防止策」なるものを立てようとしますが、その前にまず問題が起こったときの責任についてちゃんと話すべきなので、さいしょに議論すべきタイトルをつけるとしたら

「体育的活動による事故補償検討委員会」

という感じでしょうか。

「事故が起こったときに誰の責任でケガ(死亡)した生徒と家族に対し、具体的に誰がどんな補償をするか」

そういう現実を目の前に突き付けられたら再発防止策に「ケガをするな(意訳)」なんてマヌケな結論を出すことはないでしょう。


この「気をつければ事故は起きない」という根性メンタリティ、原発のときと同じなんですよね。こういう人たちが日本をダメにしていくんですね。