来兎の研究室跡地

作曲家、来兎の雑記です

作者が「支えて欲しい」というと何故反発されるのか

マンガ「GANTZ」の作者、奥 浩哉さんのツイート

 
このツイートに「作家や漫画家の「古本で買うのはやめてほしい」は機会損失になる」というブログを書いた方がいました。

作家や漫画家の「古本で買うのはやめてほしい」は機会損失になる - APOKARU POST http://www.apokaru.com/entry/2016/07/31/092107


奥浩哉さんは、古本屋で買うなとは書いてません。できれば新品を買って欲しいとお願いしているだけです。


これまで何度も見ているのですが、なぜか制作側が「支えて欲しい」とお願いすると、すごく反発されるんです。

少し前にも、知り合いのゲームメーカーの方が「買い支える」ということについてSNSに書いたところ、すごい勢いで叩かれていました。

その叩いてくる人たちなんですが、見たところ、この「支えて欲しい」というメッセージを伝えたい人たちではないのです。

ネットの性質上、意図しないところにメッセージが届いてしまうのはしょうがないことではありますが、なんでこうも明後日の方向からなんの不利益も被ってない人たちが反発してくるのかが不思議なんです。


コンテンツビジネスは今無料化が進んでいます。そんな中みんなどうにか生き残っていけるよう模索してますが、もちろんそれは消費者が気にする必要のないことです。

ただ、ひとつの方法として、コンテンツを好きでいてくれるファンに素直に実情を伝え、買い支えて欲しいという気持ちを伝えるというのがあってもいいと思うのです。

しかしそれは、件のブログの方のが書くように

支えてほしいなんてのは作家のエゴでしかないし、続かなくてもいいのか!?なんて言われても、そうなったらそうなったで読者は別の本を読むだけなんですよ。

結局のところね、作家がやるべきことってのはおもしろい作品を書くことだけだと思うんですよ。ある程度プロモーションに協力するとかそういうのは別としてね。

業界の啓蒙なんてのは出版社だとかに任せておいて、作家はとにかくおもしろい作品を書くことに集中してほしいと思います。

こんなふうに言われてしまうのです。ただただ、残念です。


それでも、あえて好きなコンテンツがある方にお伝えします。

無料で楽しめるコンテンツかもしれませんが、もし良いな!好きだな!と思っていただけましたら、ぜひ買っていただけると(スマホゲームなら課金でも)嬉しいです。 制作者の励みになります。

もちろん無理にとは言わないです。学生さんとか、あまりお金がありませんので。


この伝え方に問題があるのならば、どこに原因があるのか教えていただきたいです。