フェイスブックの広告で「Youtuber講座」とか「音楽ビジネス学校」みたいなのが流れてきました。
これらはいわゆる「情報商材」というものですが、それを売ってる人たちは時代ごとに流行ってる(っぽい)ものを儲かるビジネスのように仕立て上げて、小奇麗なサイトを作って売ってます。
ホームページ作成、アフィリエイト、セカンドライフなんてものもありました。
で、講座の講師という人の名前で検索すると、一発で「詐欺」と出てきます。調べるのに10秒もかかりません。
なのに、世の中には引っかかる人がたくさんいるのです。今風に言えば「情弱」です。
おそらくなんですが、この「情弱」タイプの人って調べることを知らないのだと思います。
じゃあなにをしてるのかというと、自分に都合のいい情報を探している。
正確な情報を求めていないし、都合の悪い情報は見ないし聞かない。だから馬鹿な話にまんまと引っかかってしまう。これは情報リテラシー以前の問題です。ものごとを多方面から見て、考え、判断するスキルを持ち合わせていない。
インターネットが普及して、今まで見ることのできなかった世界を見ることができるようになりました。だけど、それを扱う人間の能力が伴っていなければ、どんだけ情報があろうとも意味が無いのです。
だから、ネットを使いこなす人とそうでない人で恐ろしいほどの格差が広がっています。
ネットで集めた情報を分析し目的地へショートカットする人。
ネットで目につく「ここがショートカットですよ」という間違った情報を信じて地獄に向かう人。
ネットの問題と言われてることの殆どは、使う側の資質の問題です。
インターネットリテラシーを教えるより先に、自己理解と考え方を教える必要があります。