来兎の研究室跡地

作曲家、来兎の雑記です

減点式社会と、その評価者の評価

消防車でうどん屋さんに行ってそれがけしからんと問題になってますが、実際世の反応としてはおそらく「そのぐらい良いんじゃない?」という人が大勢だと思います。

今や、学校の先生やお医者さん他いろんな職業の人達の地位が落ちて来ていると思います。 
その理由としてはごく一部の不祥事があると思いますが、なにより一番の問題点は、日本は減点はするけど加点がないことだと思います。

だから、問題が起こるたびに減点されて、どんな立場の人もまんべんなく地位が落ちていくのです。

しかし、ひとつ疑問があるのです。その減点してる人は誰なのか?です。

理不尽なクレームをつける人達とは、評価する者なわけです。ならば、まず考えないといけないのはこの評価をする人達は評価をするだけのスキルを持っているのかです。

評価をするということは、かなり高度な知識と精神力が必要です。にも関わらず、無知な者が我が物顔であれが良くないこれが悪いと評価する。これがまずおかしい。

さらにおかしいのが、その評価を受け入れる者たち。一番の元凶ですね。
くだらない批判に対してはくだらないと一蹴してしまえばいいのです。それを、怖がって言うことを聞いてしまう。だから、無知な評価者たちが自分が正しかったと勘違いし、さらなる評価を下していく。


そういうの、いい加減やめましょう。

無責任な自称「善良な一般市民」などの言うことを聞く必要は一切ありません。

「一般人の意見」自体には価値はありません。それを評価は専門の知識を持つ者が分析し、初めて価値を持つのです。

そして、評価するものとして影響力を持ちたいのならば、それだけの知識と個人的感情に左右されない精神性を持っていただければと思います。ただ声がデカイだけを「影響力」とされるのだけは勘弁です。