来兎の研究室跡地

作曲家、来兎の雑記です

「手間を省く」と「手を抜く」

「手間を省く」とは100の成果物を作るために必要な100の作業を、工夫によって90や80に減らしたり、技術革新なんかあると1までへらせたりします。

その際成果物の出来は100で変わりません。または、空いたリソースを利用して120や150にすることも可能です。

「手を抜く」とは、100の成果物を作るのに必要な100の作業を、90や80しかならないことです。

成果物の出来はそのまま90や80です。

この「手間を省く」と「手を抜く」の違いがわからない人が沢山います。

世の中には、なぜか「100の成果物を150の作業でやってくれ」と言う人もいます。

人間の文明は工夫で手間を省いてきた歴史によるものなので、私は人間で居続けたいなと思います。