来兎の研究室跡地

作曲家、来兎の雑記です

音楽にお金を使わないことと、熱量。


ここでの「音楽にお金を使わない」は学生個々人のことであり、音楽ビジネス云々というマクロな話ではなく、ただただ単純に音楽に対してお金を使いたくなるほどの熱量を持たなかった人たちということです。
音楽に対しての熱がない人が音楽の仕事をできるはずがない(熱がなきゃ割に合わない)ので、先生が怒るのは別におかしくないです。
 
音楽を仕事にするなら熱量があるのは当然なんですが、その熱が「消費者」としての熱だけならやっぱりダメで、「生産者」として能動的に作り出す積極性と、それを世に発表する覚悟も必要です。

私も専門学校でゲーム音楽の先生をやってますが、その熱量と積極性、そして技量に応じて教えますし、むしろ記事にあるような


教えることが何もないぐらい音楽知識が豊富な子 

が居るのなら、大喜びで制作以外のことを教えます。

先生は皆教えたがっていますよ。

音楽に限らず、やりたいことに熱量を持ってそれを仕事にしたいという人はそもそも少ないです。だから、熱がなきゃやってられない音楽を仕事にしている人(先生)とはギャップがあって当然。


ただ、そういう学生多いよねってだけの話です。