来兎の研究室跡地

作曲家、来兎の雑記です

クソゲー作りをオススメする3つの理由

ゲーム制作を5年ほど続けている
https://anond.hatelabo.jp/20200720182005

この記事にブクマでコメントつけたんですけど

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「名作ゲーム」を作るのは駄目なのに「クソゲー」作るのは推奨するの、矛盾してるように見えるんでちょっと詳しく書こうかなと思います。


ゲーム制作初心者は、まずクソゲーバカゲー)を作りましょう。

なぜわざわざ「クソゲー」なのか。その理由です。

1.ハードルを大幅に下げる
作れない人は評価が怖いのです。
クソゲーだと面白くなくても言い訳が立ちます。

2.ゲームの規模を小さく出来る
作れない人は開発規模を間違えています。
いきなりポケモンFGOは作れないのです。(いきなりじゃなくても無理ですが)
「変な栗を拾う」「まっすぐしか進めないレースゲー」「学校を壊す」など、「バカだな」「クソだな」と思われるような一発ネタを出して、それを成立させるだけのゲームを考えれば良いのです。

3.全部テキトーでいい
作れない人は外見やクオリティを気にしすぎです。
絵はマウスで描いたグラグラの線でいいし、 音楽は歌って録音してもいい。プログラムもとりあえず動いて、ちょっとしたバグはこの際無視してもいい。



そんな感じで、作りながら実行した結果キャラが変な動きしてするのをゲラゲラ笑ったりしながら「こんなんでいいかー」と思ったら完成です。

クソゲー作りをしててもですね、作ってると「もっと面白くしたいな」って思っちゃうんですよ。そしたら、次のクソゲーに活かします。

これを繰り返すとあら不思議、外見はともかく中身は結構まともなゲームが出来てくるんです。

そこまで出来たら作るゲームの規模をイメージできるようになってるでしょうから、絵や音楽はできる人に頼むことを視野に入れていいと思います。

ゲームの核は外見ではないのです。

ちなみに上記のリンクの人は「ビジュアルノベルを作りたい」なので、最初のゴールを間違えています。まずはゲームではなく「小説家になろう」に行ったほうがいいかなと。


…といいますか、「名作」を目指す人はゲームが作りたいんじゃなくてホントは名声が欲しいだけなんですよね。
「歌ってみた」なんかは規模が小さいので承認欲求満たすには丁度いいんですけど、ゲームづくりは小規模でも大変なんで、承認欲求のためだけにやるには割に合わないのでオススメしないです。