来兎の研究室跡地

作曲家、来兎の雑記です

小説を「聞く」

以前からオーディオブックを聞いているのですが、それはほぼ全てビジネス書関係でした。

先日オーディオブックアプリのトップページで目についた小説「崩れる脳を抱きしめて」を聞いてみたんですが、小説を「聞く」のも悪くないなと思いました。

オーディオブックを聞く理由は、文字を読むよりリソース(集中力)を食わないのと、移動中も聞けるからです。移動の細切れ時間にも本を読めるわけです。

ただ、感覚的には「読む」のと「聞く」のでは感じ方が違います。良し悪しではなく、なにか「違う」のです。これはビジネス書にはなない感覚です。

だから、文字で読んでたらどんなふうに感じたのかなと思ったりはしました。しかしオーディオブックで聞いてしまった以上、これから本で読んでもその感覚はもうわからないのです。初体験は一回限り。

オーディオブックの小説はラジオドラマのような脚色がない分素直に聞けますし、「映画化」のように、不安に身構えることもないので、ちょいちょい小説も聞こうと思います。