来兎の研究室跡地

作曲家、来兎の雑記です

責任を回避する人

 とある人と話をしたときのこと。

 私の意見に対して「それはきっとAさんが難色を示す」「それはBさんがYESと言わないだろう」と否定のときは必ず他人の名前を出す。

 私は目の前のあなたと話しているのです。あなたがどう思っているかを聞きたいのです。それじゃあしょうがないと、私がそのBさんと話してみますと言えば、「いやいやBさんは聞く耳持ちませんから」と直接の接触を拒む。

 実際にAさんとBさんが否定しているのかどうか。もし違っていれば、本来自分の責任で発言すべきものを、他人に発言の責任を押し付けたことになる。あとになってAさんが「自分は乗り気だったのに」という可能性もある。


 この人はどうもそれを無意識にやっているふしがある。多分本人は自分の意見を言っている気になってるのだろう。そう指摘してもきっと理解できない。それは生きる術として体に染み付いてるから。