来兎の研究室跡地

作曲家、来兎の雑記です

直感的は一般的じゃない

iphoneが犯したたった一つの間違い(煩悩是道場)
http://d.hatena.ne.jp/ululun/20081105/1225838099

私がiphoneの使い方を知ったのはipod touchの操作を実演しているYOUTUBEの動画だったけど、事前情報を全く入手しない状況でフリックやタップ、ピンチイン・アウトという操作を「なんとなく」で出来る人がどのくらい存在しているのでしょうか。

私は最近、iphoneが気になるけど操作感が肌に合わないと困るから、ipodtouch買って2週間ほど「試用」していました。

ipodtouchのブラウザは軽快に動きとても見やすく、懸念していた文字入力も通常のケータイより早く打てて「これは直感的ではないか!」と思い、近日購入を決めました。

しかし、私の「直感」は0からピンときて使えたわけではなく、Appleの製品発表やiphone発売前日のニュースを見たり、買った人のブログを読んで、操作のヒントを得てました。そしてiphoneを買う目的がomnifocusを外で使うためと、明確です。

だからその今まで得た情報を元に操作しているから「直感的」に思っただけ。

半年ほど前に買ったmacbookも買ってその日から使えたけど、これだってWindowsを長年使っていた経験があったから。

アイディアについての本によく書いてあるけど、「ひらめき」って何もないところから思いつくわけではなくて、それまでのたくさんのデータ蓄積があってこそ起こる。

直感的ってとても個人的なこと。だからipodtouchを人に「これ直感的だよ」とは薦めにくい。

槍玉に挙がっている森公美子さんは、iphoneを使うために必要な情報を持ってなかった。さらに、iphoneがどうしても必要な理由がなかった。そして、一番の問題は、本人がそれに気づいてなかったと。

私がipodtouchで「試用」したのは、一度iphoneを契約すると止めるのに高くつくことを知っていたから。森さんもまずそれさえ知ってれば要らないもの買わずに済んだかもね。