来兎の研究室跡地

作曲家、来兎の雑記です

池田信夫さん

日本的福祉システムの終わり - 池田信夫 blog
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/451ef31f679d6f0844c8d87626ff1a43

池田さんがゲストで出た番組

池田さんの話はとてもわかりやすく説得力あります。
それに比べてメインキャスターとコメンテーターの二人は話聞いてないし、話題はずらすしで議論になってない。経済学者は経済学者なんだからその視点で話すのは当然で、そこに話のラインを合わせないこの二人はいつもこんな調子で番組やってるんですかね?

気になったのは白髪の井尻千男さんの「今までにアメリカ式を取り入れて失敗したじゃないか」発言。そんなのどこの企業も取り入れたこと無いんじゃない?変えたくないところは変えずに、楽に取り入れられそうなとこだけ取り入れておきながら、それでアメリカ式は失敗だと言うのはおかしい。やたら「日本的経営」*1というのも、世の中の変化の加速度を全然理解していないし、過去の良かった事例と精神論ばっかりのダメ思考の日本人代表みたいな人に見える。

あと、池田さんが例えていた「原発事故はおこらない前提でいると、いざ事故が起こったときに対処ができない」というもの。私も、この嫌な現実を想定しない、したくないという考えが日本をダメにしていると思う。

これなんかも↓
コンドーム販売是非 両者の言い分
http://mytown.asahi.com/nagasaki/news.php?k_id=43000200901160001

 18歳未満へのコンドーム販売を自粛すべきだとする県少年保護育成条例9条第2項をめぐって続く静かな対立。「撤廃は若者の性行動を助長する」という教育担当者に対し、医療担当者は「性感染症が拡大している現実を理解していない」と訴える。それぞれの言い分を聞いた。(岡田玄)

△▼18歳未満への「制限」県条例巡る対立▼△

 *使うような行為して欲しくない

 浦川末子・県こども政策局長は、性感染症対策でコンドームの有用性を認めながらも「条項撤廃で販売を解禁すれば、性の逸脱を県が認めることにならないか」と心配する。

 性感染症は教育だけで根絶はできないが、コンドームだけでも根絶はできない。「何が本当に命、体を守ることなのか。それをきちんと教えることが本質的な解決になる」。現在の条文は「若い時はコンドームを使うような行為はしてほしくない」というメッセージとの位置づけだ。

論点かみ合ってない。
若いときはコンドームを使うような行為はしてほしくない、なんて願望を言ったところでなんの足しにもならないです。なんで現実を直視しないの?


逃避思考から脱却できないと、問題は解決できないよ。

*1:井尻さんの言う「日本的経営」は「我慢」のことみたいだけど