来兎の研究室跡地

作曲家、来兎の雑記です

休んで何が悪い?

合言葉は「クラス全員皆勤」 一宮商で2年連続達成 千葉
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200904200295.html

 皆勤。そこに何の意味があるだろう?

404 Blog Not Found:news - 学生にも「有給休暇」を!
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51204186.html#

 すでに小飼弾さんが指摘しているように、この意味も無くただ「休むな」という学校教育の圧力が今の社会の有休消化率の悪さや、無理をして精神を病む人を大量生産する要因になっていると思う。

 私は小学3年の時、アマチュア無線の試験当日勉強のために一日学校を休んだことがある。父が休んでいいと言ってくれたのだ。これは「学校は休んではいけない」と思い込んでいた私にとって衝撃的なことだった。おかげで試験には合格できた。この時に私は「必要ならば自分の意志で休んでもいい」と学んだ。

 それから私は自分の意志で学校に行き、具合が悪ければ自分の意志で休んだ。たまには大して具合が悪くないけど、自分は病気だと思い込むことにして休んだこともある。けど、それは自分がよくわかっているし、自分以外のクラスのみんなが1日分(気分的には1週間分ぐらい)私より成長している気がして、失敗したなぁと反省したりもした。

 休むことで学ぶこともたくさんあると思う。


 精神修行みたいに「休むな」なんて言われて生徒は本当に強くなるのだろうか。休みたい時も休めずに学校に「通わされている」という風に考えはじめると、それはもう自分の意思ではない。常になにかを「させられている」ことに慣れたら、きっと社会に出ても仕事を「させられている」と考えるだろう。

 この「させられている」が今の多くの問題の根源になっていると私は思う。もっと自分の意志で、自分の責任で行動を決める機会を作ることこそ、今の教育に必要なのではないか。