肝は、ゲーム自体が初心者に優しいではなくて、プレイヤーや雰囲気が初心者に優しいかだと思うよ。将棋とかカードゲームとか親切に教えてくれる人いるじゃない。
— 来兎 (@lisa_rec) 2015, 11月 8
きのう今日の私のツイートがじわじわRTされてて、ゲームについてみんな思うところあるんだなと。
初心者は強くなりたいんじゃないの。「勝ちたい」の。コンボ練習がしたいから格ゲー始めるんじゃないの。自分も勝ってみたいと思って始めるの。だから教えるとしたら、練習せずに勝てる方法をまず教えるしかないでしょ。それができないのに闇雲に練習させたがるのは、教える側の自慰行為だってこと。
— れぷら@掟上今日子 (@actofpudding) 2015, 11月 6
事の発端はこのツイートだと思うんだけど、初心者にもいろいろいるんで、そんな初心者もどこかにいるだろうし、闇雲に練習させたがる経験者もどこかにいるのだろう。
始める切っ掛けはそれぞれ。私の経験としては、まわりが楽しそうにやってることは、自分もやってみたくなって始めることは多いと思う。
高校のときの友人にどんなゲームもすごく楽しそうにプレイするやつがいて、そいつの影響で新しいゲームに手をだすことが多かった。しかし友人は上手いので、私がプレイしても友人のようには上手くいかない。だからやめてしまうゲームも多いのだけど、たまにツボのゲームが現れる。それがスト2だった。スト2のインパクトはすごくて、未だにウル4をプレイしてるし、仕事は格闘ゲームの音楽制作だったりする。
逆に、やりたくないと思ったゲームがある。
それは野球だ。テレビゲームではなくリアルな方。
ルールが複雑曖昧で、スピード感がなく、道具が高い。なにより、野球好きの同級生に仲良くしたい人がいなかった。
学校の授業で野球をやることになったときも、先生は野球をよく知らない人間がいるということは一切考慮しなかった。ルールを知らない私はバカにされた。
私は二度と野球をすることはないだろう。
最近気になる遊びがある。
それはけん玉だ。
長年の友人がけん玉にハマっている。
楽しそうにけん玉をしている動画をYOUTUBEにアップしていて、ちょっとやってみたいなという気になる。
こう思う人がいるだろう。
「けん玉が出来たからといって、それがなんになるの?」
この論調は何にでも言える。
「格闘ゲームで勝ったからって、それがなんになるの?」
そういう人たちを相手する必要はない。遊びの楽しさは、わかる人だけわかればいい。
ただ、もし興味がある人がいたら、優しく教えてあげられたらなと思う。
ビデオゲーム好きの友人はカプコンのキングオブドラゴンズで「直前ガードが面白いんだよ!」と教えてくれたし、MtGをやってた友人は、私がなんとなく言った「MtG面白そう」に「じゃあカードやるから!」とすぐカードを持ってきくれてルールを教えてくれた。
「勝ち」にこだわるのは当然だ。そうでなければゲームは成立しない。
だけど、友人達が教えてくれたのは「勝ち方」ではなく「楽しみ方」だ。「勝つ」はその楽しみ方のひとつでしかない。
それでも、肌に合わないこともある。それなら、やめて他に楽しいことを探せばいい。遊びは誰かに強制させられるものではないのだから、文句を言いながら続ける必要はない。
ただ、どんなゲームをやっても楽しくないのならば、一度自分のゲームに対する姿勢を疑ってみたほうがいい。