著者はピーター・ティールというペイパルの創業者。
ビジネス書といえばビジネス書だけど、この本で問われる「賛成する人がいない、大切な真実とは?」がビジネスだけでなく、常に自らに問うべきことだと私も思う。
世の中には「常識」というものがあって、私はその常識に対して疑問に思うことが結構あったのだけど、それを誰かに尋ねると疑問に持つこと自体を否定されることがよくありました。
特に学校はその「常識」のかたまりで、とにかく否定されまくりました。
著者も教育機関・ビジネススクールで刷り込まれる常識を批判しており、そこは共感。しかしながら、学校に行かなければその疑問も生まれなかったわけで、学校は嫌いだけど行ってよかったなと思う。
私は0を1にするような仕事をしたことがないし、そもそも「0」がどこにあるかわからない。それもまだ私には見えてないだけですぐ近くにその「0」が存在するかもしれないから、日々真実を考えながら生きていきたいなと思います。
とても良い本でした。
ゼロ・トゥ・ワン―君はゼロから何を生み出せるか
posted with amazlet at 15.10.12