来兎の研究室跡地

作曲家、来兎の雑記です

なりたい職業の「なる」とは?

なんとなく思い出した、一昨年新聞に載っていた元中学生社長はどうしてるのだろうかと検索してみたら、今も夢から抜けられずに、ロゴとガイドラインを更新していた。サービス自体は何も動いていない。

その元中学生社長というのも、IT系のイベントに入り浸ったら大人たちに面白がられて祭り上げられただけで、ネットで拾える情報を見る限り技術力も経営能力もない。ただ、当時「中学生」というのが珍しかっただけ。

その元中学生がなりたかったものは起業家でもIT社長でもなく、スティーブ・ジョブズ本人だ。

 

アイドルやアニソンアーティストになりたいという子も、その振る舞いを見てみると実際になりたいのは「AKB」「LiSA」そのものだったりするが、多分本人達にその自覚はない。

 

あこがれの対象が「職業」ではなく「人そのもの」ならば、職業として選ぶのは考えなおした方がいいと思う。間違いなく失敗するから。

 

そんなこんな考えていると、職業は「就く」ものであり「成る」と表現するのは色々混同してしまうからやめたほうがいいんじゃないかと思う。