来兎の研究室跡地

作曲家、来兎の雑記です

「批判(中傷)が嫌なら書くな」に反対です

NewsPicksと三上俊輔への抗議、その後の顛末〜批判はありだが、侮辱はダメだ〜 | sakaiosamu.com

Newspickというサイトでこの記事を書いた境治さんがコメントで侮辱されたということで抗議しています。

その境治さんに対し「批判が嫌なら書くのをやめろ」という旨の記事を書いている方がいました。

ネットではよく「スルースキル」といって批判や誹謗中傷は無視するのがネット上級者的な言われ方をしますが、私はその考えに反対です。

批判はともかく、何故中傷を黙って受け続けないといけないのでしょうか?そんな言葉のために言いたいことを言えなくなるということはおかしいです。

当然、批判や誹謗中傷の記事に対して反論する権利があります。

しかし、なぜか周りの「良識ある人」が反論はやめろと促すことが多いです。それが大人の対応だと。当事者の気持ちも考えずにです。

そうこうしているうちに、ネット上では中傷する人々が増長してしまいました。


最近は潮目が変わってきた気がします。芸能人もTwitter等の自身に向けた心無い言葉にはキッチリ反論するようになりました。有名も無名も関係ありません、自分の言葉には責任を持つべきです。

リビングでテレビに向かって野次る感覚で書いたであろうコメントも、それ自体が公で批判されうるコンテンツであるという自覚をひとりひとりが持つ必要があります。

そして「批判されるから書かない」ではなく「批判は受けて立つ」ことが健全な表現の自由であり、より良い社会となりうるでしょう。


「中傷」は論外です。