芸大で学生に「仕事でこだわりはありますか?」と質問されました。
「こだわり 」という言葉から職人的な良いイメージを持つことも多いかと思います。
学生へは「こだわりはそれが正しいこだわりかどうか、時折見なおしてアップデートする必要がある」と答えました。
これまでを振り返ってみると、持っていたこだわりはたいてい意味のないこと、勘違い、思い込みであり、こだわりを持ったがゆえに失敗した事のほうが多いです。
特に若いころは手持ちの情報が少ないにもかかわらず、その情報で間違った判断をしていたのです。だから、こだわりを持つのなら慎重に考える必要があります。
ネットによって情報が入手しやすい世の中になっても、判断する人間が進化についていっていません。
かえって混乱し、他者に操作されやすく、判断ミスが増えたように思います。
今のところ対策としては、 定期的に立ち止まって出来る限りゼロベースで見直すしか無いでしょう。
しかしそれが恐ろしく難しいことなんで、私も正直ちゃんと出来てる自信はありません。