来兎の研究室跡地

作曲家、来兎の雑記です

言葉遊びと脱法行為

最近話題となっている天下り問題。

天下りあっせん:文科省天下り調査結果(要旨) - 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20170120/k00/00e/040/197000c 
法が定める再就職等規制違反を潜脱する目的をもって、当該枠組みを構築して運用していたものであった。 

 「潜脱」という聞きなれない言葉。
せん だつ [0] 【潜脱】
〘法〙 一定の手段とその結果を法が禁止している場合,禁止されている手段以外の手段を用いて結果を得て,法の規制を免れること。

法の目をかいくぐるようなことはしていないし、真っ向から違法行為。
 
それを潜脱などという小難しい言葉を使い、違法ではなく脱法という風に話を持っていこうとしています。

しかし世の中、こんなひっかけが結構通用します。 

「いじめ」は人権侵害や器物損壊、傷害だし、「万引き」は窃盗。なのに言い方を変えるだけでなぜか問題が軽くなってしまうのです。

言い方を変えただけで悪いことは悪いことです。

日本は日本語の特性なのか「ものは言いよう」で解釈で誤魔化そうとすることが多すぎます。
そんな言葉遊びにまんまとひっかからないでいただきたい。