来兎の研究室跡地

作曲家、来兎の雑記です

私の原点「ウイングマン」

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ミユキ蜜蜂さんのマンガ「なまいきざかり。」が好きすぎで3回読み返し、今出てる著者の単行本全て買ってしまった。
短編集「ピンクスクラップ」の絵柄の初々しさとキャラへの愛情、上達の速さにまたもやられ、何故か連想で桂正和さんの「ウイングマン」を思い出し電子書籍で購入。読み返したのは多分30年ぶり。

私がウイングマンと出会ったのは小学4年の頃、友達の家に遊びに行ったときに見かけた週刊少年ジャンプ
当時周りでは「キン肉マン」「北斗の拳」が人気だったが、私が衝撃を受けたのは「きまぐれオレンジ☆ロード」と「ウイングマン」でした。
うちの近くにタイミングよく「貸し漫画屋」がオープンしてて、そこで全巻借りて読み、好きすぎてその後本屋で購入。
ウイングマンに惹かれた理由はもちろん話の面白さやキャラの魅力もあるのだけど、もうひとつ、巻を追うごとに絵が上手くなってゆくことでした。
初めてジャンプで見たウイングマンは終盤で、貸し漫画屋で借りた1巻の絵を見たとき、正直少しガッカリしました。
しかし、そこから話が進むにつれ絵柄がどんどん魅力的になっていくのです。
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1巻のあおいさん

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最終13巻のあおいさん。このコマ載せるか凄い悩んだけど、私が一番衝撃を受けたコマはこれなので…
この頃にはのちの「電影少女」の絵へ変わりゆく片鱗が見えます。

その頃から私は絵柄がどんどん変わる漫画家が好きなんです。

モノづくりはごちゃごちゃ悩まず、作りながら考えて変えていけばいいんだと教えてもらった気がするのです。
私が過度の完璧主義に陥らずに済んだのは、多分このマンガのおかげです。

そんな私の原点「ウイングマン」に戻ってきたわけですが、当時ジャンプに出会うまでにも他コロコロボンボン等マンガを見なかったはずはないのに全然覚えていなくて「ウイングマン」は鮮明に覚えてるのは、よっぽどの衝撃をだったんだな、と今になって思います。