来兎の研究室跡地

作曲家、来兎の雑記です

音楽と政治の話

ももクロのマネージャー川上アキラさんがTwitterで麻生大臣を批判するツイートをしてて、それに対して「政治の話をするな」というコメントが多数つきました。
音楽関係の人間は政治に言及してはいけないみたいな空気がありますが、そもそも歌なんていろんなメッセージを乗せるためにあるわけでして、フォークソング全盛の頃は社会的メッセージを乗せて歌手が歌ってたわけです。
それがバブルの頃には経済が良くて特に政治を批判したくなるようなことがなかったんでしょう。
それから四半世紀ほど過ぎ日本経済は落ち込み、現状かなりヤバめの政治家が幅を利かせてます。
政党関係なく、過去を改竄し記録を残すのを嫌がる政治家がまともなはずありませんから。
景気低迷でゆりもどしが起き、最近やっと政治に対しておかしいことはおかしいと言える世の中になってきたと思います。

どの政党、政治家を支持するかは個々に考えることなのでそこは他人に私がどうこうはありませんが、二点だけやってはいけないことがあると思います。
それは

「支援者を非難にする」
「政治的発言を封じようとする」

この二点です。
あくまで批判対象は政治家と政策であり、支援者を非難するのはダメです。それぞれに考えが違うのは当たり前。たとえ正反対の考えの人がいようとも、尊重しないといけません。
そして、発言自体を封じるのは表現の自由の侵害です。アーティストが政治的発言をしたことを「聞きたくなかった」と思うなりつぶやくなりは勝手ですが、アドバイス感覚で「言うべきではない」とリプライを送るのは余計です。

日本人はとにかく議論が下手で、それで政治の話を避けてきた結果が今の惨状だと思います。

もっと活発に政治の話が出来るようにな国になることを期待します。