来兎の研究室跡地

作曲家、来兎の雑記です

電子マネーの「電子」的な部分

十数年前、おサイフケータイなるものが登場し、私は「これで現金を一切使わずに生活できるのでは!?」と狂喜したが、実際は現金のみの支払いの店が多すぎてその日で頓挫。
さらにはEdyで払えた東京電力の電気料金も仕様が変わり払えなくなった。前進どころか後退です。

世界の(特に中国の)電子マネーの普及により日本も嫌々ながら電子マネーの普及が進み、今では現金を使わない生活は90%ぐらいはできるようになりました。

しかし、電子マネーはまだまだだなと思うところもあります。それは、現金でのチャージが未だ多いことです。

電子マネーの最大の意義は現金を一切介在させないことにあると思います。
しかし、電子マネーの種類によっては現金からのチャージのみというものがあります。私に言わせればそれは電子マネーではなく単なるプリペイドカード。キャッシュレスと呼ぶに相応しくありません。

「マネー」と呼ぶものは、基本的にその価値を何かに交換する制限は極力なくするべきです。
QRコード決済の乱立や過剰なポイント還元など、私の考える電子マネーの理想像からはまだまだ程遠いです。

「マネー」と呼ぶのならば、ちゃんとお金でできることは全て出来、さらに電子で使用範囲を拡張できることを望みます。