来兎の研究室跡地

作曲家、来兎の雑記です

創作の敵はすぐそばにいる

昨日とある方とお話したんですが、その方が
『中学のとき曲作ってたんだけど、先生に「恋愛の歌作るやつはイタい」と言われて作れなくなった』
と聞いて激わかる!って思いました。私も似たような経験があります。
特に初期は、創作物を周りに絶対見せてはいけません。創作してることも知られてはなりません。
褒められても貶されても、どちらにしてもその感想は99.9%間違ってるからです。
私もうっかり作った曲を周りに聴いてもらったことがありますが、反応はイマイチだし、感想は的外れ(しかもこれは後からしかわからない!)
ハッキリ言いますが、世の中のほとんどの人はよくモノを考えていませんし、世界の広さも知りません。だから、軽率にあーだこーだと感想やらアドバイスをするのです。なにも知らないくせに!と言いますか、なにも知らないからこそ為せる業なのです。
今はネットがあります。あなたの創作物を理解してくれる人が世界のどこかにいます!だからたまたま近くに居ただけの人なんかに絶対に見せないように!!
ちなみに冒頭の方は今立派に表現者なのですが、あのときの先生のひとことがなければもうひとつ世界が広がったかもしれないと思うと、ひとごとながらとても腹立たしいのです。
可能性の芽を摘む先生ってほんとなんなん?