来兎の研究室跡地

作曲家、来兎の雑記です

喧嘩両成敗

私が変だろと思うものに「喧嘩両成敗」があります。

喧嘩をふっかけてきた側、ふっかけられた側、両方に非があるという考え方です。

実際調べてみると、この喧嘩両成敗はつまり「あーもうおまえらめんどくせーからどっちも罰な」ってことであり、周りにとって喧嘩がめんどくさいから作られた考え方なわけです。

この考え方は今でも学校で取り入れられてることが多くあり、学校の先生が生徒同士のトラブルの解決を面倒くさがって利用しています。先生にとってはトラブルが無くなること(下手すりゃ存在しなかったことにする)が重要であり、生徒にもトラブルの原因にも興味がないのです。

まあまあひどいなと思うわけですが、この考え方を他国の戦争にも当てはめる人がいるんですよね。

現地で起こっている様々な問題に興味はなく、自分への悪影響だけを迷惑がって喧嘩両成敗(的発想)としてさっさと終われという。なかなかに利己的だと思います。

この喧嘩両成敗という言葉自体が負の遺産だと思います。