来兎の研究室跡地

作曲家、来兎の雑記です

フェイクへの対抗策

AIによって簡単にリアルな画像を生成できるようになって誰しもが「真実ぽい嘘」を簡単につけるようになり、情報の信頼性をどう見極めるかが重要になってきました。
大体の人は知らない人のする噂話を素直に信じる人はいないでしょう。リアルならば。
しかしSNSの場合それがリツイートやいいね!で信頼性ロンダリングされてしまい、いつもなら疑うような人もRTの多さから「これだけRTされてるのなら真実なんだろうと」よく調べずに拡散に加担してしまう。
大抵は軽く検索してみれば怪しいかどうかはわかります。しかしこの一手間が難しい。恥ずかしながら私も調べるのを怠り明確に間違いのツイートをRTしたことがあります。
このようなフェイクに対して、フェイク情報を無くするのは困難でしょう。ならば受け手が自衛する必要があります。

おそらくそれはSNS等のアカウントが信頼性によって格付けされるようになる時代の到来でしょう。
騙そうという明らかな意図がある情報発信するアカウントはブラックリスト入りし、ウェブサービスやブラウザのプラグインで要注意アカウントとして警告されるでしょう。そして、そんなフェイクを拡散した人も軽率な人としてランクを下げられるでしょう。
アカウントは大事に育てるものなのです。トラブルを起こしたらアカウント消して新しく作れば良いなんてやり逃げは通用しません。
そんな時代が良いとは思いませんが、ネットで「悪いこと」のカジュアル化、低コスト化が進み過ぎたので、もはやしょうがないことと諦めるしかないでしょう。