来兎の研究室跡地

作曲家、来兎の雑記です

テレビの遅延とゲームの問題

PS3を古い液晶テレビから低遅延のPC用モニタに繋ぎ変えてから、ウルトラストリートファイター4の勝率が格段に上がりました。もはや別ゲームと言えるレベル。

遅延というのは、今の液晶テレビは映像信号がテレビに入力されてから実際に表示されるまでの遅れのことです。この遅れの時間はテレビの中で圧縮した映像を展開したり、色味を調整したりやっています。地上デジタル放送から時報がなくなったのもこのせいです。

この遅延の時間はテレビによってまちまちで、モノによってはゲームに支障が出るレベルの遅れが出るわけです。

特に格闘ゲームはとっさの操作が勝敗を分けるので、遅延は深刻な問題です。

 

じゃあなんで今まで遅延の大きい液晶テレビで遊んでたかというと、遅延のある環境とない環境で比べてみないと遅延を自覚できないんです。というのもゲームの遅延は0.1〜0.2秒とかそういうレベルなので、知らずに遊ぶと「こういうものなんだな」と思う、遊べないことはない程度の遅延。

ウル4はゲーセンでやらずにPS3から始めたために「こういうものなんだな」と思ってしまいました。でも、ストIII3rdはゲーセンでかなりやってたのでPS3版では思うように操作できず即やめてしまいました。思えば、このときにモニタを変えるべきだった!

 

これってゲーム制作する側からすると結構深刻な問題だなと。

一般的にはテレビに遅延あることを知ってる人が少ないでしょうから、テレビの遅延のせいでクソゲー扱いされる可能性がある。それも、その遅延のテレビでやるゲームすべてがです。これは厳しい。

たとえ高性能なPS4を買ってもテレビを低遅延のものにしない限りはどうにもなりません。

テレビメーカーの皆様は、ぜひ開発するテレビは極力低遅延にしていただきたく思います。技術がこんなにも進歩してるのに、ファミコン時代よりも操作性が落ちることになるとは…難しいものです。