来兎の研究室跡地

作曲家、来兎の雑記です

コンテンツとコミュニケーション

好きな作品を友達に貶されてショックというエピソードなんだけど、感想としてはそれはショックだったねと。 そこまでなら個人のエピソードってだけなのだけど、締めが
批判はなにも生まない。
それどころか、 ファンにとって大切な思い出をぶち壊すということを。
となっていて、一個人のショックな出来事を批判への批判で結論づけているのはちょっと違うかなと。

この話の問題点は「私が好きな作品は友達も好きだろう」という筆者の思い込みと相手の感情を考慮せず作品を批判した友達の配慮の無さです。

つまり、作品の批判は問題の本質ではないのです。 
もしも、筆者も作品をつまらないと思っていたら友達と意気投合していたのではないか?ということです。

今はコミュニケーションのネタとしてコンテンツが機能するという側面が強く出すぎていて、こういうことは普通によくある話だと思います。

 そして、コンテンツの面白さは他人に左右されます。好きな人が好きなコンテンツは好きだし、嫌いな人が好きなコンテンツは嫌いになるでしょう。

「自分の好きなものに自信を持てよ! 」といいたいところですが、そんなに強い人にみんななれるわけでもないので、自分を強く持てないなと自覚のある人は価値観の合わない人からできるだけ離れることをお勧めします。 

他人のせいで自分が好きな作品を嫌いになるいわれはありませんから。