専門学校のゲームクリエイター科でサウンドを5年ほど教えていたのですが、もうそろそろいいかなぁと思って今年度で先生を終えることにしました。先生を始めた目的は、沖縄という日本の南端でリアルなゲーム開発の地域人の話が聞ける場があるといいんじゃないかという地域貢献的なものと、ゲームの「顧客」である若者からの情報収集でした。
10月〜2月の5ヶ月で週イチ90分×2コマ、教えた内容はDAW(音楽を作るアプリ)の使い方、音楽の初歩的な作り方、効果音の作り方、探し方、著作権。そして私が一番伝えたかったサウンド担当者とのコミュニケーションのとり方です。
週一回5ヶ月の授業で、素人がプロの作曲家にはまずなれません。でも企画、ディレクターとしてサウンド担当と円滑なコミュニケーションをとる立場にはなれるかもしれません。
だから私が重要視したのは、スタッフにどうすれば作って欲しい内容が伝わるかでした。
学生のなかから何人ゲーム業界に入るかはわかりませんが、少しは役に立ったらいいななんて思います。