来兎の研究室跡地

作曲家、来兎の雑記です

〇〇の貧困

日本が貧しくなってるのは間違いないんですけど、それを「◯◯の貧困」って細分化する流れがきてて、これちょっと良くないなぁって思ってます。

まずは「子どもの貧困」半分あってるとは思うんですけど、でも根本原因は「親の貧困」であってそこを解決するべきだよなと。もちろんそこは考慮されてるとは思いますけど、「親の貧困」という言葉は使われないため「子どもの貧困」というものが独立して存在するような、変な状態になってると思います。

で、最近急に使われだした「生理の貧困」という言葉は、さらに意味不明で。この意味不明さがキャッチーみたいなところもあると思うんですけど、これの根本は「女性の貧困」や「子どもの貧困(親の貧困)」が要因です。

ニュース記事を読んでも「生理用品の入手に苦労した」というわかりにくい内容。
つまりは「働いても(生理用品を買うだけの)お金が稼げない」というシンプルな問題なので、対症療法としての生理用品の配布はアリですが、根本的解決法である「税金を下げる」と「所得を上げる」をもっと訴えていく必要があります。

じゃないと政府は「では生理用品を配布しましょう」なんていうごまかしをやってきますよ。 マスク配る感覚で。

日本の問題は突き詰めれば9割は「お金がない」なのです。