来兎の研究室跡地

作曲家、来兎の雑記です

「原因は常に弱い側にある」

大津市の病院で医者が大量退職という記事に見出しが「患者大泣き」とあり、ぱっと見まるで辞める医者が悪いような書き方になっています。

実際のところは病院側に問題があり、責められるのは病院です。

一般の企業なんかでも辞める人に対して「会社に迷惑をかけるのか」と言う管理職は、そういう状況を作り出した管理職自身、またはその上の人間に責任があるわけです。

戦争だって侵略する側が侵略される側に対しなんだかんだともっともらしい理由をつけて攻めるわけです。その理由は常に弱い側に押し付けられるのです。

「いじめられる方に問題がある」理論です。

 
実情は「原因は常に強い側」にあります。
本来はその力を使ってさまざまな問題を解決するべき立場の人が怠慢で責任を全うせず、私利私欲に力を使っているわけです。

こういう考え方はTwitterの普及で徐々に潰されてきてる感があります。SNSは数あれど、一般大衆に向けて問題提起ができるSNSは現状Twitterだけ。Facebookはクローズドすぎるし、TikTokは雰囲気が合わない。

小さな個人の「おかしいよねー」という言葉も数が集まると少しずつ浸透して世論を形成していくと思います。あと5年もすればブラック職場は一掃されるんじゃないでしょうか。