来兎の研究室跡地

作曲家、来兎の雑記です

「秘密の質問」が嫌い

ネットのサービスのパスワードを忘れたときに「秘密の質問」というのを聞いてくるの、あれが嫌いです。

本人確認のつもりなんでしょうけど、「母の旧姓」や「ペットの名前」など、どれも「絶対」の答えがありません。

「母の旧姓」も漢字、ひらがな、カタカナ、ローマ字で4種。これまでに母に当たる人がふたり以上居る方はそれが数倍に増えます。

「ペットの名前」もペットの数だけあります。

「好きな◯◯」などは、それこそ時が経てば変化します。

なにより一番の問題が「秘密になっていない」ということです。設問が絶対誰にも知られたくないことならともかく「ペットの名前」なんてちょっと近しい人なら誰でも知りえます。こういうアカウントを盗む人の多くは親しいヤバイやつです。犯罪の多くは顔見知りですから。

こんな効果の薄いどころか下手すればアカウント破りを手助けする「秘密の質問」などというものでアカウントを縛るなんて、私からしたら常軌を逸してるとしか思えませんがなぜか当たり前に使われているのです。

ネット、この辺全然進化してないですよね。