来兎の研究室跡地

作曲家、来兎の雑記です

ディスりにも種類があるのです

ドラクエをディスって炎上したゲームクリエイターの方がいらっしゃいまして、それはもう方々から総叩きにあってて、さらには大手のゴシップ系Twitterアカウントにも取り上げられなかなかの大惨事になっています。
いちゲーマーとして面白くなかったとディスるのであれば分からんでもないんですが、この方がドラクエでディスったのは技術面です。

ゲーマーがゲームを面白くなかったと批判するのは全然良いのです。お金を出して買ったのなら、批評する権利があります。
しかし、技術批判は違います。「俺の方がもっと良いのを作れる」と豪語するのなら当然「じゃあお前が作ってみろよ」という話になります。それで自らが批判したゲームを超えられないのなら、そりゃ批判され返されてもしょうがないでしょう。
私のこれまでの人生を振り返ってみると、技術を批判する人にデキる人は見たことありません。
音楽もですが、演奏や歌が稚拙というのが作品の価値を必ずしも下がるわけではありません。それよりも、何を伝えたかったのか、表現したかったのかが重要なのです。それこそ表現したいという衝動こそが核であり、実際に表現しきれてなくても良いのです。それはそれで価値があるのです。
もし、何か作品を見て「自分の方が上手い」と思ったなら。それをTwitter に書くのではなく、黙って作品にしてしまいましょう。