来兎の研究室跡地

作曲家、来兎の雑記です

お勉強

勉強を遊びの一つだと思えない人たちが教える側に回るとどうなるか
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未だに勉強は苦労してやるものみたいな風潮は根強いね。

 初めて、勉強を面白いと思ってやったのは小学二年の時のかけ算九九の暗記。先生が、誰が早く全部覚えるかってけしかけたもんだから、凄いがんばった。が、結局2番でした。
九九は覚えたことをすぐに実感できて達成感が得やすかった。勉強というよりはゲーム的な感覚だったし。

 それ以外は学校で楽しく学んだという記憶はほとんどない。確か小学3年か4年の時にまだ習ってない漢字を使ったら、誰かに「この字はまだ習ってないから使うな」と言われた。私の本名は「久場 超(くば まさる)」なのだが、「超」の字は確か小学5年生に習う。だから、書けるけど習ってないから、ひらがなで書いていた。

 教科書という存在がなんだか、ここに載っているもの以外は勉強してはいけない、という枠のように見えた。勉強なんて別に学校でやらなくても良いし、好きなことを勝手にやれば良いことなのにね。

 その点、家に帰ってからの音楽はとても自由だった。テレビで聴いたCMの曲が気に入ったら、エレクトーンのある部屋に走って、思い出しながら弾いたりした。自力でメジャーセブンスのコードを見つけたときの感動は今でも忘れられない。

 エレクトーンの教科書に載っていた、先生が弾く用の曲がものすごく気に入って、習ってないコードがいっぱいあったのに頑張って弾けるようになった。でも、ホントは生徒が弾いちゃいけないんじゃないかという変な罪悪感があった。今考えるとバカらしい。

 学ぶということはとても楽しいことだ。学校は好きなことはどんどん勝手に学んでもいいんだよ、と子供に教えてほしい。算数でも漢字でも絵を描くことでもいい。ひとつ学ぶ楽しさを知れば、未来は明るく見えるよ。