来兎の研究室跡地

作曲家、来兎の雑記です

加齢は平等だが老化は平等ではない

Twitterで流れてきた神田正輝さんの近年の変化の写真、その変貌ぶりに様々な苦労を想像します。

 

周りの精神と見た目の変化をずっと見てきました。一番最初に印象に残ったのは二十歳の時同級生から聞いた

 

「パソコン勉強しておけばよかった」

 

「これからパソコンを勉強する」ではないのです。まだ二十歳。Windows95が発売されて間もない頃でむしろこれから1か月勉強すれば基本的なことはすぐ学べます。だけど同級生が発する雰囲気はすでに手遅れで、勉強する気はないという感じでした。

わたしはその考え方に初めて「老化」を感じました。

老化といえば大体は見た目のことだと考えるでしょう。しかし私は考えの方が老化に大きく影響を与え、結果としてそれが見た目に出ると思っています。

ゲームや音楽、アニメ業界に見た目が若い人が多いのは柔軟な思考だからだと。

そんな業界の人であっても、性格が変わったかのように頑な思考に変化した人は、見た目にもそれが現れます。(ただ、この性格の変化が老化ならば、それは抗えないのかなとも思います。)

そもそも、現代人は半世紀前の人と比較して見た目の老化スピードが落ちているように見えます。だからこそ、同年齢で見た目の差が激しく、もはや簡単に世代でわけることは難しくなるでしょう。