来兎の研究室跡地にして雑文置き

作曲家、来兎の雑記です

「古い」の感覚が違う

若者にとって5年前のコンテンツは「古い」

50年前の若者にとって5年前のコンテンツも「古い」

 

しかしその古いの感覚は、今と昔で違う気がします。

ネット以前の5年前のコンテンツはかなりの労力を注がないとたどり着けませんでした。しかしネットのある今の5年前のコンテンツは軽く検索すればだいたいたどり着けます。

たどり着ける古さと、たどり着けない古さでは、たどり着けない古さのほうが何倍も古く感じるはずです。

今は5年前のコンテンツを「古い」とは思っても「懐かしい」とは思えないかもしれない。懐かしいと思うほどコンテンツが遠くにいかないのです。

 

ここ十年ほど爆発的に増えたコンテンツの復刻は、人口の多い団塊ジュニアを狙ったというのはありますが、もうひとつ、アクセスが難しいコンテンツというのもあると思います。

 

2000年代以降のコンテンツはおそらく簡単には「懐かしく」なれません。そういう面で復刻ビジネスももうそろそろ終焉かなと思います。