来兎の研究室跡地

作曲家、来兎の雑記です

「わかっている人」に注意

18歳ぐらいのころゲーセンで知り合った、5つ年上の男性がいました。

18歳の私から見て5歳年上というのは結構な大先輩です。 この方は今までにいろんなことを経験してきて、知識もあると言ってました。

私が同人サークルを立ち上げたときには「長老的立場でアドバイスをしてあげる」と言ってくれました。右も左も分からない私にとって、とても心強く思いました。 

実際に本を制作したり即売会に出たり動き始めたとき、この方からアドバイスというよりも横槍が入りはじめました。言ってることに一貫性がなく、「いいからこうしろ」「このぐらいも知らないのか」こちらが具体的な説明を求めると「君にはまだわからない」そして最終的には「自分で考えろ」と。


あくまでこのサークルの主催は私であり、サークルから抜けてもらうように話しました。


この方は激怒し、それからしばらくの間いろんな形で攻撃されることとなりました。 


今だから分かるんですけど、この方「わかってる」ように見せかけていて、本質的はなんにもわかってなかったんです。中身空っぽ。ただ、人に取り入るコミュニケーション能力だけ異常に高いのです。

こういう、若さや無知、人情につけ込む「わかってる人」って世の中にたくさんいます。
理解力や経験は年齢と比例しません。業界人だからとか年上だからといって簡単に信用しないように。 



そんなことを最近炎上していた某件を見て思うのでした。