来兎の研究室跡地

作曲家、来兎の雑記です

ゴミを持ち帰るという慣習は良くないと思っている

日本ではなぜか「ゴミは持ち帰りましょう」といわれることが多いです。これ、私は納得いきません。

キャンプとかで、自分で持ち込んだものがゴミとなったのなら筋は通ります。
しかし、まつりやイベント会場で売ったもののゴミを回収する責任は売った側にあると思います。

沖縄が特に顕著なのですが、自販機のそばにゴミ箱がないことが多いです。缶飲料を売って儲けたいが、ゴミの回収はしたくないのです。こういう商売の仕方はいかがなものかと思います。

利を求めるのなら、その利に関わるコストは負担すべきです。

そうした考え方でいくと、今日見た大学生が生活保護を受けられないという話なんですが。
生活保護は受けられるべきとか、大学は投資なんだからそこは自己負担が相当だとかそういう議論になってるんですけど、私の視点は違うんですね。

まず、大卒を取りたい企業は、社員が結婚して子供ができて、その子供が奨学金を受けずに大学に入り卒業までやっていけるだけの賃金をはらっているのか?です。




中央値が437万で、半数それ以下の世帯年収なのです。私立大学4年で学費だけで400万程度かかります。
その学費諸々を払えるだけの賃金を払っていないのなら、そもそも大卒を取る資格はないでしょう。 


本来負担するべき組織が黙って息を潜めてやり過ごしている状況はよくないです。全体の流れを見て、誰が負担するべきか考える必要があります。