来兎の研究室跡地にして雑文置き

作曲家、来兎の雑記です

「普通の人」が一番怖い

新型コロナ関連でモノが色々不足しております。

そんななかで、トイレットペーパー等実際には不足してないにもかかわらず無くなるという「デマ」をデマと知った上で買いに行く人々が多く居ます。

実質的にこの人達は「デマに踊らされた人」なんですが、本人はおそらく「デマかもしれないけど念の為買っておく賢い消費者」だと思ってます。(転売屋はまた別の話)

この「念の為」は「不安」です。デマと言われても、ほんの少しだけ残る「小さな不安」に耐えられない。その不安を取り除くために買いに走るのは感情としては合理的です。

この「小さな不安」に耐えられないのが普通の人なんだと思います。

確率で言えば、新型コロナウィルスで罹患するよりも一日約2000件起こっている交通事故に遭う確率のほうがよっぽど高いです。でも「新型コロナ」が怖い。


私はそういう「普通の人」が怖いです。普通の人が世界の大多数だから、普通の人が間違えたら止められません。

私は学ぶことによって人間はそれらの問題を回避できると思ってたんですが、多くを学んだ人でも「小さな不安」に勝てない人は、結局学んだ事実を曲げてでも不安を取り除くために動くとわかりました。


正直、どうにもならないのだなぁと絶望気味であります。