来兎の研究室跡地

作曲家、来兎の雑記です

仕事の出来る人、出来ない人の違いがわかった

昔仕事がうまくいかなかったときに、ビジネス書を100冊ぐらい読んで、私はかなり救われたんです。とても勉強になりました。あと、自分にできないこともわかりました。おかげで今は人並みにはなってるんじゃないかと思います。
で、そんなビジネス書を読んで、仕事でたくさんの人を見てきてわかったことのひとつに、仕事のできない人の特徴があります。過去の私もそれに当てはまっています。
それは「自分の感情を優先する」です。PDCAとかそういうビジネス的なテクニック以前の問題です。というか、どんなにビジネス書をたくさん読んでも、自分の感情のコントロールが出来ないのなら全て無駄です。どんな名著であろうと、感情をコントロール出来ない人は内容を真正面から受け止められず曲解するのです。
「人に良く見られたい」「悪く見られたくない」「〇〇が好き」「〇〇が嫌い」など、それが意識的でない人ほど上手くいかないでしょう。
例えば「この仕事やって」と言われたのに、勝手に「こうした方がいいな」と言われたことと違うことをする。ミスしたことを怒られるからと上に言わない。自分に都合の良いように嘘をつくなど。どれもビジネス以前の問題です。
しかもこれは社員だけではなく経営者にも当てはまります。むしろ経営者の方がタチが悪く、ビジネス書を読んでトレンドは取り入れるけど都合が悪いこと(社員を大切にする)などは曲解、無視して都合の良いところだけ取り入れます。当然上手くいかないし、社員は疲弊。
能力の問題ではなく、感情の問題なんです。だいたい個々の能力差なんてたかが知れてます。高学歴で能力も高いはずなのにトラブルを起こすとか、「数を数えて」なんていう誰がやっても間違えないような仕事で失敗する理由はそこにあります。
最近はメンタル系の本が多く出てるのでそっちの方が多くの助けになる人多いんじゃないかなと思います。
そのメンタルの本すら曲解する可能性はありますがね…