来兎の研究室跡地

作曲家、来兎の雑記です

自分の機嫌は自分でとる

ここ数年で良い言葉ベスト1だと思ったのが、タイトルの「自分の機嫌は自分でとる」この言葉は調べ見るとお笑いコンビ「ANZEN漫才」のみやぞんさんが言ったようです。

最近ちょこちょこ読んでいる「ハズリット箴言集」には嫉妬やねたみの話がが数多くあり、この本18世紀末か19世紀初頭の本だと思うんですけど今読んでも人間って何百年たっても大して変わらんのだな思い知らされます。

そんななかこの「自分の機嫌は自分でとる」という考え方は画期的だと思います。

この言葉は「自分の機嫌」を「自分でとる」ために自分を主観的な機嫌を自覚し、そして客観的な自分によってその感情に能動的に寄り添うという一人二役のかなり高度なものです。実際にはストレス解消に買い物するとか旅行するとか、行動だけで見ると何も新しくはないのですが、もてなす自分を仮想的に「他者」として扱うということが画期的なのです。「ああ、今自分は機嫌をとってもらってるんだな」と想うのが大事。


似たようなのに「自分にご褒美」とか「頑張れ自分!」みたいな言い聞かせとかもあるんですが、それの上位クラスのやつですね。 

しかしみやぞんさんはすごいですね。こういうシンプルな言語化はなかなか出来るものではありません。