来兎の研究室跡地

作曲家、来兎の雑記です

AI普及により起こるトラブル

AIにエクセルの関数を書かせるというツイートを見かけました。

これはなかなか危険ですね。ネ申エクセルなるものを未だ撲滅できないのに、関数をAIに任せるなんて大事故の予感しかしません。

AIを使うに当たって重要なのが、AIに頼む仕事はAI使用者の能力を越えてはいけないというのがあると思います。AI使用者の能力を越えてしまうと、AIの出した結果に間違いがあった場合、それをAI使用者には気づけません。

絵とか音楽ならまだしも、数字を扱う場合は最終チェックをちゃんと人間がやる必要があるでしょう。AIが出す答えが常に正確であっても、そもそも人間の問いが間違ってる場合があるのです。

AIによって高度なことが可能になるということは、その分人間が勉強しなくていいということにはなりません。むしろ、使いたいAIのレベルに合わせて使用者はさらなる能力向上が求められます。

今後この辺の理解がないと、「AIはそれほどすごくないな」みたいなことを言い出す人が出てくるでしょう。

 

AIは、使用者を映す鏡でもあるのです。