来兎の研究室跡地

作曲家、来兎の雑記です

育ちの極端な事例2つ

親に虐げられてきた子どもは、その理由を「お前のせいだ」と言われ続けるため、おとなになって何か問題が起こった場合「自分のせいだ」と考える傾向がある。

親に大事にされて「お前は正しいんだよ、間違ってないんだよ」と育てられた子どもはおとなになって、何か問題が起こった場合「自分は悪く無い」と考える傾向がある。

 

どちらも、問題について冷静に考えることができていない。

 

皮肉なことに、親に虐げられてきた方は状況をどうにかしたいとものすごく考えるため、それなりの考える力がある。そのため「考え方に偏りがある」ことを伝えると方向修正がまだしやすい。

なによりその偏りは「あなたは悪くない」と伝えることなので、本人にとってもダメージが少ない。

 

親に大事にされた方は、親の言うことを聞いている限りは肯定され続けるので、考える機会がなく思慮が浅い。このタイプに「考え方に偏りがある」ことを伝えると親以外に否定されたことがないので攻撃してくる。

その攻撃方法は、自分は間違ってないのだから、相手が間違っている。相手が悪い。つまり私は被害者であり、相手は加害者であるという形を作る。

 

あくまで傾向の話。

だけど、子どもの頃の話を聞くと大体当たっています。